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2006年11月01日

どん底からモチベーションを上げる方法

山本です。

ある先輩からメールをいただきました。
ご縁が無くなってから、10年振り以上でした。

その方も事業を失敗され、故郷を捨て、ある都市でがんばっている。
ひょんなことから私のHPを見つけ、メールをくれたらしい。

私は自分の甘さから事業を失敗しました。
ですから、猛省と悔恨の日々を過ごしました。
ただ自分を責め、叱咤し、そこから這い上がろうとしました。

その先輩は、自身の事業はうまく言っていた。
しかし、他人の保証債務、取引先の倒産などによって、破産に追い込まれた。
ご自身もどんな理由であれ、全ては自己責任と自己選択から、起こったことと自覚されている。
しかし、どうしてもそれ以来、やる気とモチベーションが長続きしないらしい。

最初にいただいたメールで、ご自分の経験を私に吐露され、
私からの応援の返信メールにモチベーションが上がらないと返信があった。

私にも経験があるから分かる。
このままではいけない。這い上がりたい。という気持ちは常に持っていた。
しかし、どうしてもモチベーションが上がらなかった。
それにも増して、焦燥感に毎日苛まれていた。
そんなフラストレーションから、時に、酒におぼれ、妻に、家族に当り散らしていた。

そんな時、どうしてここまでやる気が続かないのだろうと考えた。
逆にモチベーションを持続させる方法は無いのか?とも考えた。

以下は、モチベーションが持続できないと言われた先輩への言葉です。

---ここから---

今日こそは、明日こそはと思いながら続かない。
モチベーションが下がってしまう。
よくありがちな話だと思いますし、誰もが陥る罠だと思います。

私もそこに陥った時、どうしてなんだ?
本当にこのままでいいのか?と、自問自答を繰り返しました。

そこでたどり着いたのが、次の考え、答えでした。

まず、もう一度這い上がるまでの道のりが、とてつもなく
長く感じてしまう。という理由。

これは、過ぎてしまえばあっという間です。事実、私もここまで
いたってみると、4年なんてとてつもなく短かったと感じます。

しかし、もう一度やり直せと言われたら、、、。
もう二度と嫌です。それくらい自分のやってきたことは重く、
中身の濃い物です。

ですから今となっては、毎日々、実践、失敗、検証、考察、
そして、また実践と繰り返してきたことを、心のそこから
良かったと感じています。
一度でも止まっていたら、動き出すことがしんどくなって、
止まっていたかもしれません。

ですから、道のりが遠く感じてしまうのであれば、まず、最初に
5年後の目標を立てる。事業、収入、生活、プライベートなど、
例えば禁煙でもいい。具体的な目標を立てます。

その次にそのためには4年後、どうなっていなければならないか?
4年後の具体的な目標。
その次は3年、2年、1年、半年、来月、明日、、、。
このように、今日の行動の具体的な目標を立てることが重要。

今日の行動がより具体的になれば、今日の目標さえクリア
できれば、確実に5年後の目標へ一歩進んだことになる。
5年後のことを考えてはいけない。今日、明日の目標を考える。
その一歩は確実に5年後へつながっているから。

歩き始める、登る階段が緩やかであれば、進むことができます。
緩やかな階段が、より具体的であれば、それは確実に登れます。

登り始めると、加速度がついてきます。加速度がついた人間は、
止まることができなくなります。それは、止まってしまう怖さを
知っているからです。
もう一度歩き出すしんどさを理解しているからです。
こうなればしめたもの。
5年後の目標は、2-3年いや、1年で達成してしまいます。

次の理由。
それは、目標を立てても具体的に何をすればいいか分からない。
ということから。

例えば、事業の目標を立てて、具体的な事業計画、売上、収入
を考えても、何から手を付けていいのか分からない。
集客にしても、セールスにしても何をすればいいのか分からない。

この理由から、一歩を踏み出せない人が大多数です。
私のクライアントもほとんどがこの理由です。
今日、これをしなさい。と具体的に指示をしてくれる、
メンターがいれば、一番いいでしょう。
では、どうすればいいのか?

全ては自分の中に、そして過去に、取り巻く環境にあります。

真っ白な新しいノートを用意します。
そこに社会人になってからの全ての経験を振り返り、自分を分析します。
どんな事業に具体的に取り組んだのか?
それはなぜ成功したのか?そのときの人脈は?
今、声を掛けれる友人、知人は?成功者の具体的事例は?

とにかく思いつくものを徹底的に書き込みます。
静かに目を閉じて、過去にさかのぼり、ゆっくりと現在まで、
戻ってきてください。きっと1000項目以上のことが、書き出せ
れることでしょう。
そこに、大きなヒントが隠れているような気がします。

最後の理由。
過去のことがトラウマになって一歩も動けない。

これは、正直一番情けないことです。私もこれにはまりました。
「どうせ、俺なんか何をやっても。」とか、「今更、遅すぎる。」
とか、とにかく自分を卑下してしまう。
世捨て人のように、とことん落ち込んでいく。
言葉を変えれば、ある意味世間を恨んでいるのかもしれません。
あるいは、妬んでいるのかもしれません。

そんな時は、とことん自分を落としました。
酒におぼれました。パチンコにはまり、世捨て人を気取りました。
妻に離婚すればいいじゃないか。と、迫りました。

しかし、それは本当の自分ではありませんでした。
ただ、気取っていて、自分を慰めて欲しい。妻に大丈夫だと、
言ってもらいたい。そんなことを考えていました。

トラウマから抜けた出す方法。
それは、いたって簡単です。
但し、本当に抜け出したいと思う気持ちがあるかどうか。

感動する、書物、テレビ、ビデオ、DVDを毎日見ることです。
苦しみの中から立ち上がった事実を目にすることです。
見た瞬間、感動で涙し、気持ちが奮い立ったらそれでよしです。
次の日、気持ちが萎えていたら、また別のを見ればいい。
その繰り返しです。いつも自分を鼓舞することが大切です。

そして、いつか自分もその仲間入りをするということを、
目標にすることです。

今は気持ちが動かなくても構いません。
ただ、いつも心のスイッチを押せる準備をしておかないと、
人間は腐ってしまいます。

「腐ったみかん」の話は本当だと思います。
朱に交われば赤くなります。

たった一歩は全ての偉大なる一歩につながります。

2006年11月01日 09:07

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